一般的に「アボカドは黒くなったら食べ頃のサイン」とだけ思っていませんか?
しかし、店頭に並ぶアボカドは、色だけでなく、固さや形など、一つ一つ違いますね。どれを選んだらよいのか迷ってしまいませんか?
アボカドは様々な料理に活躍していますが、いざ購入しようとすると、食べ頃かどうかはっきり判断しづらい食材でもあります。
まだ固くて食べづらいものをカットしてしまったり、逆に追熟させ過ぎてうっかりアボカドを腐らせてしまったりしないように、食べ頃のポイントを覚えておきましょう。
そもそもアボカドってどんな果物?
知られているように、アボカドは「森のバター」と呼ばれる果物です。抗酸化作用のあるビタミンEを豊富に含んでいるほか、鉄やカリウムなどのミネラルも豊富に含んでいます。
また、アボカドは、追熟することで成熟していく果物です。収穫してから熟すまでに時間を要します。
今回は、食べ頃のとろっとしたクリーミーな完熟の状態になっているかどうかを見分ける方法について紹介していきます。
一つ目はヘタ!へたの周囲に隙間ができている。
アボカドは成熟すると、ヘタがとれやすい状態になります。
熟すにつれて段々と果肉の水分が少なくなり、ヘタも沈んでいく。そして、外皮とヘタの間に隙間が見られるくらいまで沈み、へたの周囲が乾いて浮いてきて、へたが簡単にぽろっと取れる状態になっています。
購入してすぐ柔らかいアボカドを食べたい場合、ヘタがとれているものや、ヘタにさわると簡単にとれるものを選びましょう。
二つ目が色!濃い緑で黒みがかかっていたらOK。
外皮の色からも、食べ頃は判別できます。
熟すにつれて緑色から徐々に黒くなっていくのですが、チョコレート色がベストタイミング。黒すぎるものは、熟しすぎています。
三つ目は硬さ!やや弾力がある状態がベストです。
程良く熟したアボカドは、優しく押すと柔らかい感触がします。ペコペコした感触があったり、柔らかすぎるものは熟し過ぎです。確認する際は強く押しすぎずそっと弾力を確かめてください。
まとめ
以上、アボカドの食べごろについての紹介でした。
もしも、すぐに使わない場合は、完熟状態のまま冷蔵庫の野菜室(約+5℃~7℃)で3〜5日間保存可能。逆に「切ったものの、まだ早すぎた!」という場合は、切り口にレモン汁をかけ、ラップでしっかりと包み、ラップをしたアボカドを保存袋に入れて冷暗所に3~7日程度置いておくと食べ頃になります。
また、食べ頃を過ぎてしまった場合は、逆に潰してしまい、裏ごしすることによってアボカドの滑らかさを感じることができるのでおすすめです。
アボカドの美味しい食べ頃を、ぜひ見分けてみてください。