炎天下の中、わざわざお店に来てくださるお客様を、涼やかなメニューでお迎えしたい! そんな飲食店も多いかと思います。
そこで今回は、すっきりした味わいと爽やかな身が真夏メニューにピッタリな、白身魚を3種類ご紹介します。
焼きやムニエルなども良いですが、氷水で〆て冷やしメニューにするのもおすすめですよ。
これぞ定番の白身魚「スズキ」
初夏に旬を迎える代表的な白身魚。
味は淡泊ですが、全身に脂が均一に混ざる魚なので、味にムラがありません。そのためどんな調理法でも美味しい魚です。
主な産地は、関東近郊で千葉のもの(外房・内湾)や、神奈川。遠くからは愛知・愛媛や京都など、穏やかな内湾の産地が多いです。
オススメ調理
刺身・あらい(刺身を氷水で締めたもの)・焼き・蒸し・天ぷらなどと、
万能な白身魚になります。
上品な白身はぜひ薄味で「シロギス」
一般的にキスといった場合には、本種を指しています。江戸前の寿司や天ぷらに欠かすことのできない食材で、旬の時期は身に張りがあり旬となります。
主な産地は、島根や鳥取などの山陰、鹿児島や宮崎、大分などの九州太平洋沿岸、愛知の内湾などです。
オススメ調理
天ぷらやフライ、白焼きにして山椒を散らして食べるのがおすすめです。
繊細な味わいの魚なので、薄味で仕立てると非常に美味。
梅雨の水を飲んでおいしくなった「ハモ」
ハモは、淡白な旨味の中に濃厚な味わいを持つ、きれいな白身が特徴です。
晩夏の産卵期を控えている時期は脂がのり栄養価も高くなります。主な産地は、兵庫や徳島・愛媛などの瀬戸内海地域や九州地方など。
小骨が多い為、高度な技術が必要な骨切りという工程が必要ですが、開きの状態で骨切り加工がされたものもあります。
オススメ調理
定番の湯引きはもちろん、天ぷらや南蛮漬けにするのもおすすめです。
いかがでしたか? 白身の魚は、全体的に上品な身の味わいが特徴。
持ち味を無くさないように、味付けを濃くしすぎずに調理するのがコツです。
まだまだ暑さが続く季節、すっきりと爽やかな風味が特徴の白身魚を、
ぜひ貴店のメニューに取り入れてみてくださいね。