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人材採用・育成

採用のプロに聞く!魅力的な求人広告の書き方とは

人材の獲得競争が激化している飲食業界。「正社員の募集広告を出しても、思うように応募者が来ない……」と感じている経営者も多いのではないでしょうか。
せっかくコストをかけて求人広告を出すのであれば、たくさんの応募者の中からお店に合った人を選びたいものですが……。
そこで、今回は都内でチェーン展開している某飲食店の採用担当者に伺った話をベースに魅力的な求人広告について解説します。

多くの求人広告の中から選ばれるために

インターネットの普及により、求職者は紙媒体が中心だった頃に比べ、多くの求人広告を比較検討しながら応募するお店を選べるようになりました。逆に求人募集をする飲食店にとっては、求人広告に掲載している文面が長文であったり、抽象的であったり、難解で読みづらかったりすると、最後まで読んでもらえない可能性が高まります。
では、より多くの求職者に選んでもらうためには、どのような求人広告が求められるのでしょうか。
まずは、求人広告に必ず掲載される4つの項目について書き方のポイントをご紹介します。

1.【業務内容】は具体的に。将来性も記載すると〇

「調理」や「ホール」といった担当業務だけを記載するのではなく、業務内容を具体的に書くのがオススメ。また「成長できる」「やりがいをもてる」などを感じてもらえるように表現すると、好感が持たれます。

【悪い例】ホール
【良い例】居酒屋や飲食店のホールを経験したことがある方ならすぐに覚えられる業務です。将来的には店舗運営に関わるなどのキャリアアップも!(過去に実績あり)

2.【給与】に幅を持たせすぎるのはNG。昇給制度についても記載する

月収28万~45万など幅を持たせた求人広告を見かけることがありますが、内定後、最低金額を提示した場合、辞退される可能性が高まります。また、勤続年数ごとのモデル月収を記載するのもオススメです。さらに、昇給についても具体例を記載すると応募意欲を高めることができます。

【悪い例】月給28万~45万円。頑張り次第で昇給が可能。
【良い例】本年度昇給実績2万円以上。評価制度が整っており、毎年昇給している社員が多数。
※モデル月収
初年度:月給+各種手当、月給28万~35万円
3年目:月給+各種手当、月給33万~40万円
6年目:月給+各種手当、月給38万~45万円

3.【残業・休日】は実際の日数や制度を記載

応募者には、それぞれのライフスタイルがあるので正確な記載が必要です。
残業が少なく休日が多いなら、実際にどれくらいの時間・日数なのか、また、それが可能な理由を記載すると納得しやすくなり、信頼度が高まります。

【悪い例】完全週休2日制。残業代稼げます。
【良い例】完全週休2日制。年間休日111日。一人に負担がかからないように、業務分担し人数調整をするなど、残業を減らす対策を徹底し残業は月20時間以内に抑える工夫をしています。

4.【福利厚生】の内容を具体的に

店舗や会社によって福利厚生の内容は異なるものですが、出来るだけ詳細に書きましょう。ちなみに、注目されるワードは「住宅手当」や「まかない付き」などです。また、有給休暇以外の特別休暇があるのも魅力的に感じる人が多いようです。

【悪い例】福利厚生充実!
【良い例】住宅手当、バースデー休暇、まかない無料など福利厚生が充実。

採用のプロが語る近年の求人広告の傾向

ここからは近年の求人広告に見られる傾向を4つ、ご紹介します。

1.複数の媒体に広告を出す

求人広告は1つの媒体に絞ると、当然ですが、見てもらえる人数も限られてしまいます。結果、応募者が集まらず、何回も出稿する羽目になるなんてことも……。募集するときは、コストがかかることは承知の上で複数の媒体に出稿するのがベターです。とは言え、出来る限りコストはかけたくないですよね。無料で掲載できる求人媒体もあるので、そこには必ず掲載しましょう。

有料の媒体を絞る時は、こんな選び方も。検索エンジンに「飲食店 求人 ○○区(※〇〇は店舗の所在地)」などと打ち、検索結果の上位に表示される媒体から選ぶという手段です。近年、検索エンジンから直接求人を探す求職者が増えているので、閲覧数が期待できます。

2.紹介動画を載せる

近年、求人に動画を載せられる媒体が増えてきました。求人業界では、動画は文字の5,000倍の効果があると言われています。30秒程度で、お店の入口からキッチン、客席、設備などを見せると、求職者は自分が働く環境をイメージしやすくなります。求職者の中には同じような条件のお店で迷う中、動画を見て応募するお店を決めたという声も多いようです。ネット媒体の場合はもちろんですが、紙媒体でも動画のURLや二次元コードを載せてみてはいかがでしょうか。

3.先輩のリアルな声

求職者は、実際にお店で働いているスタッフのリアルな声を知りたいもの。例えば、入社の決め手、長く続く理由やお店の魅力、一緒に働いている仲間についてなど、Q&A形式で掲載するのもオススメです。店舗紹介動画の中でコメントしてもらうのも有効でしょう。

4.早いレスポンス

求職者は、レスポンスの早いお店を好むもの。人材の獲得競争が激しい中、欲しい人材を採用するためには応募が届いたときから連絡するまでの時間を空けないことが重要です。

最後になりますが、実際とかけ離れた過度に良く見せるような表現は絶対にやらないようにしましょう。
求人広告を出しても応募が来ないとお悩みの方は、ぜひ今回の記事を参考に求人広告の打ち方や書き方を見直してみてはいかがでしょうか。

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