暖冬と言われた今年の冬ですが、まだまだ寒い日も続き、温かいものが食べたくなりますね。寒さで縮こまってしまい、凝り固まる身体を温めるのにおすすめなのがスープ!
そこで今回は「個性派スープに使える野菜」をご提案。スープベースから具材まで、野菜づくしで作る個性派スープを是非お試しください!
「庄内あさつき」×「スティックセニョール」を使いイタリアンのスープに︕
「庄内あさつき」はネギと見た目が似ていますが、独立した種類の野菜。あさつき特有の香りと辛味が特徴。山形県の伝統野菜でもあります。
「スティックセニョール」はブロッコリーを品種改良して作られた日本生まれの品種で、味もブロッコリーに似ています。青臭さが少なく、シャキシャキした歯ごたえが特徴です。
今回のレシピでは、みじん切りにした庄内あさつきがスープベースの決め手。甘みがあるとろとろのスープに、シャキシャキのスティックセニョールが相性抜群となっています。
八百屋が教える簡単レシピ!
庄内あさつきのトスカーナミネストローネ ~スティックセニョールをあしらって~
作り方
①スティックセニョールは塩を入れた湯でさっと茹でておきます。
②鍋にオリーブオイルと、芯を取り除きつぶしたにんにくを入れて弱火にかけます。
③香りがでたらみじん切りにしたベーコン、庄内あさつき、にんじん、セロリ、ほうれん草を入れて、しんなりするまで中火で炒めます。
④サイの目切りにしたじゃがいも、白いんげん豆、水、コンソメ、塩こしょうを入れて15分程煮込みます。水がなくなってきたらその都度、水を足してください。
⑤野菜がくたっと柔らかくなり、白いんげん豆が少し崩れてスープにとろみがついたらスープの完成です。
⑥皿に盛り、茹でておいたスティックセニョールを飾り付けます。
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「行者にんにく」×「カリフローレ」を使い韓国風のスープに︕
「行者にんにく」は、玉ねぎやニンニク、ニラなどと同じ、ユリ科ネギ属の野菜。にんにくやねぎのような強烈な香りが特徴です。
「カリフローレ」はカリフラワーの一種で、白いブーケのようにカスミソウに似た花が付きます。生でそのまま食べてもクセがなく、ホロホロとした食感が楽しめます。
今回の韓国風スープにはにんにく不使用にもかかわらず、行者にんにくの風味でコクのあるスープに! カリフローレをあしらうことで、見た目の良さもアップします。
八百屋が教える簡単レシピ!
行者にんにくの韓国風ピリ辛スープ ~カリフローレをあしらって~
作り方
①カリフローレとほうれん草は塩を入れた湯でさっと茹でておきます。
②行者にんにくは小口切り、ほうれん草はざく切り、にんじんは細切り、ねぎは斜め切りにしておきます。
③フライパンにごま油と鷹の爪、行者にんにくを入れ、じっくり炒めます。
④行者にんにくが全体的に柔らかくなったら、牛肉を入れ、肉の色が変わるまで炒め合わせます。
⑤醤油、コチュジャン、鶏ガラスープ、砂糖を入れ、全体をざっと混ぜます。
⑥水、にんじん、ねぎ、豆もやし、ほうれん草を入れ、野菜に通るまで煮込みます。
⑦具材を端によせて中央を空け、静かに玉子を落とし、蓋をします。
⑧玉子を潰さない様に盛りつけ、カリフローレを飾り付けます。
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「グリーンピース」×「芽キャベツ」をフレンチのポタージュスープに︕
「グリーンピース」は完熟する前のやわらかいえんどう豆です。青臭さがありますが、甘味があり食感が苦手という方は、すりつぶして食べるのがおすすめです。
「芽キャベツ」はひとくちサイズのキャベツのような見た目の野菜。味はほんのり苦くほくほくとした食感を楽しめます。
今回は、グリーンピースの甘味を活かし、とろみとコクを出したポタージュに。芽キャベツを添えることで、可愛らしい見た目と美味しさのアクセントになります。
八百屋が教える簡単レシピ!
グリーンピースのポタージュサンジェルマン ~芽キャベツをあしらって春満載!~
作り方
①芽キャベツは半割にし、オリーブオイルで焼き目をつけるように揚げ焼きにし、塩をふっておきます。
②グリーンピースはさやから出し、1分程茹でます。
③スライスした玉ねぎと茹でたグリーンピースを入れ、バターでじっくり炒めます。(焦げ目がつかないように弱火で)
④玉ねぎが透明になったら、水、コンソメ、塩、こしょう、砂糖を入れて一煮立ちさせます。
⑤牛乳と生クリームと④をミキサーに入れ、なめらかになるまでミキサーをまわします。
⑥鍋にスープを戻し入れ、熱くなるまで弱火で加熱してスープの完成です。
⑦皿にスープを盛りつけ、芽キャベツを飾り付けます。
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芽キャベツ(kg) 詳しく見る |
まとめ
いかがでしたか? 普段不足しがちな野菜をスープで取ることで、野菜を丸ごと摂取するより食べやすく、栄養を補えるというメリットもあります。
野菜をたっぷり使ったスープベースは、野菜のもつ素材のおいしさもしっかり楽しめますよ。是非、貴店のメニューでも取り入れて見てください!