居酒屋などで、手早く最初にお客様にお出しする「お通し」。最初に出す一品目だからこそ、できることなら旬の食材を使って、お客様に喜んでもらいたいですよね。しかし「お客様に旬の食材をお出ししたいけど、あまり手の込んだものは……」そう考えているお店は多いはず。そこで今回は、旬の野菜を使ったお漬物をご提案! なかでも味や風味、見た目など、それぞれ特徴のある旬野菜を厳選。お客様に喜んでもらえるお通しとして、ぜひご活用ください。
「花わさび」をつかって味にアクセントを!
「花わさび」とは、一般的なわさびの葉や花芽の部分のこと。2月~5月の中旬ぐらいの時期に多く市場に出回ります。わさびと同様に、鼻に抜けるような独特の辛味と苦みがあり、シャキシャキした歯ごたえが特徴。おひたしや醤油漬けなど、いろいろな料理にアレンジできます。
八百屋が教える簡単レシピ! ~花わさびの浅漬け~
①花わさびは根元を切り落とし、30秒ほど熱湯につけて湯通しした後、水気を切り、ざく切りにしておきます。
②浅漬け液の調味料(白だし、塩、砂糖、鷹の爪)を混合し、漬け込む。
③お皿に盛り付けたら完成です。
風味と辛味がクセになる「島らっきょう」をお通しに!
「島らっきょう」は、沖縄で作られるらっきょうの一種です。らっきょうの中でも、りん茎と呼ばれる根付近の部位が、小ぶりで細長いのが特徴です。
一般的ならっきょうよりも辛味が強いといわれており、独特な風味、シャキシャキとした食感も楽しめます。生のままサラダにしたり、甘酢漬け、塩漬けなどにもおすすめです。
八百屋が教える簡単レシピ! ~島らっきょうのピクルス~
①島らっきょうは、薄皮と根を外し、きれいに洗い泥を落とす。
②ピクルス液の調味料(酢、水、砂糖、塩)とローリエ、にんにく、黒コショウ、鷹の爪をよく混合し、漬け込み、完成です。
③お皿に盛り付けたら完成です。
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まとめ
いかがでしたか? お漬物にすることで、簡単に旬の野菜を楽しめるようになります。また、作り置きができるので、隙間時間にまとめて仕込んでおくこともできます。普段食べる機会の少ない旬野菜を取り入れることで、お客様にとって、目新しさや印象に残るお店になるはず。この機会にぜひ、お試しください。