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食肉卸 バイヤーのココだけの話

知れば差別化! 偉大なるローストビーフの世界

鮮やかなロゼ色と褐色のコントラストがテーブルの上に広がるのを認識した瞬間、食欲を一気に加速させるメニュー。そう、それはローストビーフ。ディナーやビュッフェの花形として、手軽な丼スタイルとして、日本でもいまや定番となった人気メニューです。今回はその魅力を解剖しながら、ローストビーフにぴったりの銘柄肉も紹介します!

そもそも、どこの料理ですか?

ローストビーフには“なんとなく贅沢な洋食”というイメージしかない方が多いかもしれません。しかし、実は歴史あるイギリス料理、偉大なるグレート・ブリテンを代表するメニューなのです。

例えば、イギリスには18世紀から伝わる「The Roast Beef of Old England」という愛国歌があります。これは「ああ!古き良きイギリスのローストビーフ~♪」と、自国とローストビーフへの愛を歌った曲。この曲はイギリス海軍が食事をする際に実際に流されるほど浸透しています。まさにイギリス人のアイデンティティーを表現したメニューと言えるでしょう。

さかのぼれば15世紀、ヘンリー7世は自分の護衛兵への給料を牛肉で払っていたこともあるそうです。特に貴族階級の人間にとって、牛肉は富と名誉の象徴でもありました。やがて、彼らには毎週日曜にローストビーフを盛大に食べる習慣ができます。日曜日に教会へ行く前に火を入れた窯に塊肉をセットし、礼拝後に焼きあがった肉を食べるのです。これが19世紀に庶民にも広まり、ローストビーフは「サンデー・ロースト」と呼ばれる国民的なメニューになっていきました。

大切なのは、部位選び

意外にも深いローストビーフの歴史。そんな伝統を知るとやっぱり部位にもこだわってお客様に提供したくなりますよね。

特にダイレクトに肉本来の個性を味わう調理でもあり、部位選びはとても重要です。一度冷ましてから提供する料理なので、冷めても食感が悪くならないよう、赤身の多い肉質がより適しています。

よく使われることが多い王道の部位は「もも」。牛肉の中でも特に脂が少なく美しい赤身の部位で、適度に柔らかくも噛み応えのある点は非常にオススメです。また、「ロース」も捨てがたい魅力の部位です。特に国産牛は赤身とサシのバランスが程よく、甘さと柔らかさを兼ね備えた味わいが楽しめます。贅沢さを提供したいなら「ヒレ」のきめ細やかな肉質で勝負するのもよいでしょう

作りたくなったら、「十勝ハーブ牛」

さて、ここまでお読みいただき、貴店にもローストビーフを作りたい気持ちがふつふつと沸いてきたのではないでしょうか。

そこでプレコフーズが新たに紹介するのが「十勝ハーブ牛」。

肉牛の成育に適した北海道十勝の冷涼・低湿度な気候の中、黒毛和牛とホルスタインから産まれた雌牛たちです。牛たちが食べるのは高品質の牧草・稲藁に、ハーブを配合した飼料。十数種類の良質なハーブのおかげで、牛たちはエサをたっぷりと食べ、投薬に頼らず元気に成長します。

さらに牧場では、32ヶ月~40か月をかけて長期肥育を実施。一般的な交雑種の肥育期間は26ヶ月前後、成長に時間がかかる黒毛和牛でも28ヶ月~30ヶ月と言われています。「十勝ハーブ牛」が一頭一頭こだわり抜いて、とても丁寧に育てられているのが伝わりますね。

くさみのないその肉質は、濃厚で強い旨みと、飽きのこない程よい霜降りが特徴。ローストビーフはもちろん、焼き材としても活用できるブランド牛です。そして今回、この「十勝ハーブ牛」販売数限定でお届けがスタートしました!

プレコフーズでは今後も「十勝ハーブ牛」のような個性豊かな銘柄肉をご提案させていただきます。ぜひ、ラインナップにご注目ください!

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