今月のおさかな提案
秋になると、旬を迎え脂乗りが良い「さんま」を好んで食べる来店客も多くいると思います。塩焼きが定番ですが、今回は【さんまの南蛮漬け】にして洋風・和風の2種類を楽しめるレシピをご紹介。さっぱりとした味付けが特徴の南蛮漬けですが、洋風にはトマトとレーズン、和風にはきゅうりと塩こんぶを合わせて、食感や味わいの変化をお楽しみいただけます。天然のIQF凍結は身が引き締まっていて、食べ応えあり! ぜひお試しください。
~材料~
さんま 各2尾分(260g)
塩こしょう……少々
小麦粉……大さじ2杯
■洋風ダレ
玉ねぎ(みじん切り)……1/4個
トマト(1cm角切り)……1個
ドライレーズン……大さじ2杯
パセリ(みじん切り)……大さじ2杯
赤唐辛子(種を取り、ハサミで5mm幅の輪切り)……1本
砂糖……大さじ1.5杯
酢……大さじ3杯
塩……小さじ1/2杯
オリーブ油……大さじ1杯
■和風ダレ
玉ねぎ(みじん切り)……1/4個
きゅうり(5mm角切り)……1本
梅干し(種を取り出し細かく刻む)……1個
三つ葉(ザク切り)……適量
赤唐辛子(種を取り、ハサミで5mm幅の輪切り)……1本
砂糖……大さじ1.5杯
酢……大さじ2杯
塩こんぶ……15g
こめ油……大さじ1杯
さんまの南蛮漬け~洋風&和風~ 作り方
①洋風ダレを作ります。洋風ダレの材料をボウルにすべて入れて、よく混ぜます。
②和風ダレを作ります。和風ダレの材料をボウルにすべて入れて、よく混ぜます。
③さんまは、頭を取り、4等分の筒切りにします。
④筒切りしたさんまの胴部分にさい箸を差し込み、わたを取り除きます。
⑤水をはったボウルの中で、しっかり洗い、水気を拭きます。
⑥さんまと塩こしょうをポリ袋に入れて振ります。よく混ざったら、小麦粉を入れてもう一度ふり混ぜます。
⑦フライパンに深さ2cmほどの揚げ油を入れ、熱します。さんまを入れて、4〜5分程かけてこんがり揚げます。
⑧バットなどにさんまを広げ、2等分します。①・②のタレをそれぞれにかけます。汁をかけ、粗熱が取れたら完成です。
さんまの南蛮漬け~洋風&和風~ レシピ動画
レシピ動画をyoutubeにアップしています! ぜひ、動画も参考にしてください。
さんま丸(天然/IQF凍結/約75-90g)・5尾 詳しく見る |
今月のおさかな情報
美味しくなって帰ってきました 「戻りカツオ」
「戻りカツオ」と呼ばれるのはこの時期に東北方面から南下をはじめるため。マイワシなどの餌をたらふく食べ、脂乗りが良いことが特徴。
【オススメ調理】刺身・タタキはもちろん、細かく刻み味噌・薬味と合わせてなめろうにして、余った分はさんが焼きや茶漬けにするのもおすすめです。青魚で作るのが一般的ですが、旨味が濃く脂が程よく感じられる戻りカツオは味噌などの味に埋もれず個性ある一品になります。生食が多いですが、フライやソテーにも適しています。足の早い魚なので、なまり節・オリーブオイル漬などに加工することで長期保存もできます。
秋のお祝いにおすすめ! 「真鯛」
初夏に産卵し、夏場は身質が落ちるものの、秋頃になると身が戻りつつあります。大きくまとまった漁獲はありませんが、身の旨味は秋も美味。
【オススメ調理】身に旨味があり、皮目には脂の乗る時期であるため刺身、湯引きのほか、皮を炙った焼霜も絶品!焼いてもパサつかず、塩焼きにするのも美味。
肌寒くなる季節に真鯛を使ってしゃぶしゃぶにするのもおすすめです。“天然真鯛”という食材名としてのブランド力があり、和洋中の調理用途も幅広く、様々な場面で活躍します。
小型魚がお買い得!! 「イボダイ」
白く丸い魚体で、どこかかわいらしい顔つきをしている。表面には粘液がありぬめぬめとして、この粘液が多いほど鮮度が高いとされています。
【オススメ調理】塩焼きや一夜干しなど、焼き用として食べられるのが一般的ですが、開いて骨を除去し、天ぷらやフライにも合います。鮮度が良いものは刺身にも適しており、脂はまったりとした重厚感ある味わいですが、後味は爽やか。酢締めにして柑橘類と合わせるのも美味。身はふっくらとし柔らかく、調理法問わず非常に美味しい魚となります。
入荷は稀!出会ったら買い! 「オキアジ」
「オキアジ」は一般的なマアジと同じく、“ぜんご”と呼ばれる稜鱗があることから、アジの仲間となります。温暖な海域に生息している魚ですが、近年の黒潮蛇行の影響で三陸沖でも見られるようになってきました。
【オススメ調理】刺身はもちろん、寿司ネタ、焼きやフライにしても身に厚みもあるので、より贅沢な仕上がりとなります。刺身はやや白濁した半透明で血合いは弱く、青魚ではなく白身に近しいです。秋頃に脂が乗り、大型のものほど味わい深くなります。焼くとほどよく締まり、柔らかさの中に旨味があります。