緑豊かな美しい街並みと充実したショッピング施設が同居する、住みやすい街として人気高いたまプラーザ。
2024年12月16日、このたまプラーザ駅から徒歩5分の立地に『Bistro&Cafe blanc(以後、ビストロ カフェ ブラン)』がオープンしました。
自然光が差し込む店内は明るく、壁の木材が暖かな雰囲気。天井が高く、ゆったりとくつろげる空間で、こだわりの料理が楽しめます。
今回は、この開店したばかりのビストロ カフェ ブランの代表を務める柴田様に開業までの経緯や、こだわり、課題などを伺いました。
※本記事は2025年1月14日に行われたインタビューをもとに作成されました。
最大10万円分!『お肉山分け総額1000万円! 飲食店開業応援キャンペーン』エントリーは2/28まで!
【取材協力】Bistro&Cafe blanc(ビストロ カフェ ブラン) 神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-6-4 天井高のある落ち着いた空間で、フレンチやイタリアンをベースとしたシェフこだわりの料理をカジュアルにお楽しめる。 ![]() ![]() |
「お店を拡大したい」11年間愛されたお店からの転換
柴田様は元々、たまプラーザの隣駅の住宅街で11年間にわたり、ビストロ カフェ ブランの前身とも言える『Haru café』を運営。しかし、お店を拡大しようと決意し2024年の5月に閉店し、準備期間を経てビストロカフェブランを開店したそうです。
「以前の店は、駅から徒歩で30分くらいかかる本当に住宅街の中にあって、お客様も近隣にお住まいの方がほとんどでした。小さなお店で、面積は今の半分くらいですね。
お店を運営する上で必要なものは分かっていましたし、閉店してすぐに開店したいと思っていたのですが、前のお店のお客様も来られる距離で探していたら、なかなか良い物件が見つからなくて、結局期間が空いてしまいました。
店名を変えたのは、今回、ランチタイムでしっかりと売上を上げられるお店を作りたかったのが理由です。ガラッと変わる部分もあるので、前から来ていただいていたお客様は抵抗を感じるだろうと思い、心機一転店名も変えました」

開業時の苦労という意味では、事業計画書を書く時も悩んだと語る柴田様。書くべきセールスポイントについて悩んだ末にお客様にもヒアリング。結果11年続けてきたという経験と、お客様が付いてきていただけたという結論に至ったそう。
客単価を上げるための施策
柴田様が目指したのは「ランチタイムで売上が上がる店」への転換ですが、一方で、メニュー自体に大きな変更はないともおっしゃっています。具体的に変えたポイントを伺いました。
「ランチメニューの価格は見直しました。コースで2,100円(税込)が基本で、そこに例えばビールを付けたらプラスいくら、良い食材を使ったパスタだったらプラスいくら、という金額設定にしています。ランチにしては若干高めの設定になりますが、その分、天井の高い居心地良い空間でゆっくり落ち着いてお食事を楽しんでいただけるように、時間制限も一切なくして、未就学児の入店もお断りさせていただくことにしました。
また、使う食材も変えています。例えば、前のお店では、生パスタを使いたくても原価が高くてランチでは使いづらかったのですが、今は、ランチでもパスタは基本的に生パスタを使うようにしました」

料理は手作りにこだわっている。写真のランチコースでは、奥の前菜7種ももちろんすべて手作り。ちなみに、ボロネーゼに使われている挽き肉はプレコフーズから仕入れていただいている。※写真は柴田様提供
「メニュー価格についてはディナーも上がっています。これは原材料が上がっているので価格を上げざるを得なかったこともあるですが、来ていただいた方を見ている限りでは満足していただけているかな、と感じています。前の店ではボトルワインは一番安価なものが出ていたのですが、ここでは1つ上の価格帯のものの方が多く出るという嬉しい誤算もあって、客単価、組単価は想定していたよりも高いですね」
「黒火乃牛」と営業のレスポンス
ビストロカフェブランでは、食材の仕入れ先の1つとしてプレコフーズをご利用いただいています。その理由について語っていただきました。
「前のお店でも取引していましたが、その時からローストビーフ用に黒火乃牛を使っているんです。一般的にローストビーフは柔らかい内ももを使うことが多いと思うのですが、私はあえて外ももを使用しています。旨みがあって弾力も程よくて、私的にはすごく良い商品だと思いますし、使い続けたいなと思っていました。プレコさんのオリジナルブランドなので、取引の継続は必然でしたね。
それと、今回感じたのですが、営業担当の方のレスポンスが早いですよね。営業担当者によっては手配できていないことがあったり、こちらの想定より時間がかかったりすることもありますが、開業の時の打合せからとてもスムーズでした。例えば、12月にオープンしたので、グランドメニューの分とおせちに使う分の黒火乃牛が必要だったのですが、すぐに必要数量が用意できたと連絡いただきました。また、一度に納品されると数量を在庫しなくてはならなくなってしまうので、12月初旬と中旬の2回に分けて届くように手配してもらいましたし、そうした融通が効くところも助かりますよね」

『黒毛和牛のローストビーフ』は『Haru café』時代から黒火乃牛の外ももを使用。その他、プレコからは、ロースト用に美桜鶏のもも肉を仕入れて下さっている。※写真は『Haru café』で提供されていたローストビーフ。柴田様提供。
周辺のお客様に知られることが課題
最後に、現在感じている課題を伺いました。
「課題は集客面ですね。SNSでの発信をしていて、店頭にビラを置いたりしていますが、まだまだです。向かいのマンションに住んでいる方に『知らなかった』と言われたこともあったので、もっと周知を強化しなければと考えているところです」
ビストロ カフェ ブランは飲食店開業応援キャンペーンにもエントリーしてくださっています。山分けポイントの使い道について柴田様は「常連のお客様の満足度に当てたくなる性格なので、多分お客様が得するような何かに使うのでは」と話してくださいました。こうしたお客様を大切に思う気持ちが、長くお店を続ける秘訣の1つであることを改めて認識する取材となりました。