野菜には鮮やかな色を特徴とするものも多く、様々な色の野菜を組み合わせて彩り豊かな一皿を作ることができます。今回はそんな色を特徴とする野菜を使い、居酒屋からレストランまで取り入れやすい、和風と洋風のメニューをご紹介いたします。
野菜の色はもちろん、味の個体も活かしたメニューとなっております!
「ビーツ」はピンクを活かしたメニューに!
ビーツはそのままサラダなどで食べることもできますが、酢漬けや煮込み料理にすると相性抜群! とくに煮込み料理にすると煮るだけで味がでて、出汁としても使うことができます。
ビーツを使って鮮やかな色を楽しめる「和食」を提供するのはいかがでしょうか。他店と差別化することができ、おすすめです!
八百屋が教える簡単レシピ! ~ビーツの豚汁~
①ビーツは皮付きのままいちょう切りに、玉ねぎは薄切り、じゃがいもは皮をむきにんじんとともに、1.5㎝の角切りにします。
②鍋に玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、ビーツ、豚肉、水を入れて火にかけ、弱めの中火で20分ほど煮こみます。
③②に白みそを溶き、器に盛ります。
④お好みで七味とうがらしを少々ふり、完成です。

ビーツの豚汁
![]() | ビーツ(kg) 詳しく見る |
「あまえぎみ」はオレンジを活かしたメニューに!
あまえぎみはJA豊橋のブランドミニトマトです。酸味が少なく、甘みが前面に出ており、まるで果物のような味わいです。 特にクレアオレンジという種類は、さっぱりとフルーティーな味わい。煮詰めてパスタソースにしたり、マリネにするのがおすすめです。
八百屋が教える簡単レシピ! ~クレアオレンジとバジルのパスタ~
①バジルの葉を2枚細かく刻み、にんにくをみじん切りにします。
②スパゲッティをゆでます。塩(分量外)は多めに入れます。
③クレアオレンジはヘタを取り、つまようじで数か所皮に穴を空けておき、熱湯に30秒ほどくぐらせたら氷水に入れ、皮を剥きます。
④にんにくとオリーブオイルをフライパンに入れて、弱火にかけます。
⑤にんにくが色づく少し手前でクレアオレンジ、オリーブ、バジルを2枚入れ、すぐに塩を振る。
⑥スパゲッティのゆで汁を加え、クレアオレンジの甘みと旨味がでるまで強火で煮詰めます。
⑦ゆで上げたスパゲッティをフライパンに投入し、ソースにからめます。
⑧お皿に盛り付け、バジルをちらしたら完成です。

クレアオレンジとバジルのパスタ
![]() | ミニトマト(あまえぎみ/クレア/オレンジ)・約200g 詳しく見る |
「アレッタ」は緑を活かしたメニューに!
アレッタとは、ブロッコリーの変種とケールの変種を掛け合わせて作られた国産の新品種。つぼみ部分から茎、葉まで全て食べられ、ケールに比べると苦味は少ないことが特徴です。加熱調理に適しているため、炒め物や、天ぷら、蒸し料理など、様々な料理に使用することができます。
八百屋が教える簡単レシピ! ~アレッタのオイル蒸し~
①アレッタは、洗って水気をよく切ります。半分に切り、下の部分は茎と葉を分けます。※茎はかたいので縦半分か1/4に切る。
②にんにくはみじん切りにします。
③フライパンを火にかけ、オリーブオイルとにんにくを入れます。
④香りが出たら、アレッタの茎および花つぼみの部分を先に入れ少し混ぜる。葉の部分を入れてまた少し混ぜる。
⑤中火でふたをし、1〜2分待ち、上下をひっくり返すようにして混ぜます。まだかたいようであれば、水大さじ1程度を入れ、再度ふたをして蒸します。
⑥塩とこしょうで味を整え、お皿に盛り付け完成です。

アレッタのオイル蒸し
![]() | アレッタ(pc)・150g 詳しく見る |
まとめ
いかがでしたか? 最初ご紹介したビーツは、一緒に煮込むだけですぐに色味がでてくる野菜。少し色を入れた料理で華やかさを演出したい時などにおすすめです。鮮やかな色と、豊かな味わいを楽しむことのできる野菜メニューを、ぜひお試しください。