「このハンバーグ、前に食べた時と味が違う…」
飲食店なら、味のブレは極力防ぎたいもの。それが、看板メニューならなおさらです。
場合によっては、そのメニューを目的に再来店してくれたお客様をガッカリさせてしまい、せっかくリピーターになりかけていたのに逃してしまう恐れさえあります。
今回は、味のブレを防ぐ方法について考えていきます。
味ブレの原因
味ブレの原因の1つは、調理するスタッフが複数人いること。たとえレシピやマニュアルを共有していても、料理している人の技量や経験次第で微妙な違いが表れるものです。
だからと言って、ある程度の規模の飲食店になると、料理人が1人で調理を担当するのは現実的ではありません。病気や体調不良になっても休むことが出来なくなってしまいます。
味ブレを防ぐ加工品
味ブレを防ぐ方法の1つに、加工品の使用が挙げられます。
ただ、一口に加工品と言っても、加工の度合いによって大きく3つに分けられます。
〈一次加工〉
原料の特性を大きく変えずに、可食部分と不可食部分を分けるなどの処理・加工を行ったもの。
【例】食肉:カット・スライス・ミンチなど 鮮魚:うろこ取り・半身・切り身など 野菜:カット野菜全般
〈二次加工〉
一次加工品を1種類以上使って整形や調味などの加工を加えたもの。
【例】味付け肉、ハンバーグ生パテ、鶏だんご、フライ・カツなど
〈三次加工〉
一次もしくは二次加工品を2種以上組み合わせて、原料とは異なる形に加工したもの。調理済み加工食品とも呼ばれます。
【例】冷凍食品、レトルト食品
加工の度合いが高まれば、当然、味ブレはより抑えることが出来ます。その反面、店のオリジナリティが出しづらくなるので、使用をためらう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、オススメしたいのがオリジナルの加工品を作ることです。
オリジナルの加工品を作る
プレコは、お客様のご要望に応じて食肉のカットやスライス、串打ち、挽肉、糸巻き・ネット巻といった一次加工を承っているほか、オリジナルの「味付け加工」や「PB商品の開発」といったサービスも展開しています。
味付け加工
高水準の衛生管理システムを備えた自社の加工センター内で、お客様からお預かりしたレシピに従い味付け加工を行います。過去には、唐揚げ用の鶏肉の下味付け、焼肉や炒め物用の肉の下味付け、焼売用のタネの混合などといった事例があります。
PB商品の開発
PBとはプライベートブランドのこと。信頼の置けるOEM先と共同でオリジナルの加工品を開発します。過去には、ハンバーグの生パテやソーセージ、とんかつ、ビーフジャーキーなど、幅広い加工品開発の事例があります。
両サービスとも、まずは営業担当と打合せ。レシピや原材料、使用量などをご教示いただき、試作を重ねてご納得いただいた上で製造します。もちろん、レシピを外部に漏らすことはありません。
いかがでしょうか。
加工品は、味ブレを抑え、仕込みを大幅に軽減します。プレコの「味付け加工」「PB商品の開発」なら、加えてお店のオリジナリティを保つことも出来ます。
ある程度まとまったロット数は必要になりますが、出数が見込めるメニューに使える加工品なら、メリットを享受できる可能性も高まるでしょう。
看板メニュー、名物メニューなどの味ブレや仕込みの手間にお悩みの方は、是非一度ご検討ください。