ご存じのように、お客様がお店を選ぶ際の決め手の一つは料理写真。美味しそうに盛り付けられた料理の写真は、お客様の食欲をそそり来店の後押しをしてくれます。
さらに、写真で見た料理を目当てに来店したお客様は、その料理の写真を撮りSNSやグルメサイトに投稿。つまり料理を美しく盛り付けることが、お客様がお客様を呼んでくれるという、波状的な集客効果を生みだす第一歩となるのです。
これは、いわゆる“映え”の代表格のスイーツに限った話ではありません。和・洋・中など料理のジャンルを問わず、飲食店の皆様にとって、集客のために必要なことと言えるでしょう。
そこで今回は、料理の盛付に密接に関わるお皿について。
色や形、大きさ、素材などポイントは様々ありますが、ここでは色がもたらす効果を解説します。
お皿の色がもたらす効果
白
無地の白い皿は、どんな料理も映える万能カラーです。料理の色彩が際立つので、付け合わせを色々と用意しなくても1皿が美しくまとまります。
おすすめ:フレンチ、イタリアン、中華など幅広いメニューに
黒
黒い皿は、料理の色とのコントラストが際立つため、料理が最も美しく見えると言われています。また、料理を高級に見せる効果も。普通のメニューでも印象が一変するので、高級感を出したいときは選びたい色です。
おすすめ:お肉メニュー、緑黄色野菜を使ったメニュー、スパイスを効かせたメニューなど
緑
背景効果が高く、食材を問わずどんな料理にも馴染むのが緑。特に刺身との相性は抜群です。よくシソの葉やバランなどが添えられますが、同じ効果が見込めます。
おすすめ:魚メニュー全般、エスニックメニューにも
赤・オレンジ
赤系統の皿は、反対色である緑の食材を際立てる効果があります。例えばサラダなどに最適。サラダはよく透明な皿に盛りつけられますが、より高級感を演出できます。
おすすめ:洋食系のほか、お子様向けのメニューにも
青
青い皿は、盛り付けた食材をくっきりと浮かび上がらせる効果があります。特に紺などの濃い色は、主役の1品に使いたい色の一つです。また、薄い青は、冷たい料理との相性がよく、例えば冷製スープなどに使いたい色です。
おすすめ:サンドイッチやカルパッチョ、和え物などの冷静メニューに
柄
柄モノは、テーブルを華やかに見せる効果をもたらします。敬遠されることも多い柄ものですが、実はシンプルな柄なら、和洋中全てにマッチする万能さがあります。
前述の通り、お皿を選ぶポイントは、色だけではありません。例えば『木』のお皿ならカジュアルな温もりを、『透明』なガラスなら清涼感を、また『シルバー』なら例えば果物を盛ることでホテルのような演出も出来ます。
客単価アップも可能
いかがでしょうか。お皿一つで料理の印象は変わるもの。お皿がもたらす効果を利用することで、料理写真でお客様を引きつけられる可能性はグッと高まります。
また、オリジナル感や特別感を演出すれば、メニュー価格に反映することも出来るでしょう。客単価UPを目的にメニューのリニューアルや新メニューの投入をお考えの際は、是非ご参考にしてください。