いよいよ人出が回復しはじめ集客回復の光が見えてきました。そこで今回は飲食店の集客に欠かせないと言われるGoogleビジネスプロフィールについて。まだ利用していない方に向けて解説します。
※本記事は2022年5月に書かれた記事です。
お客様を逃がす可能性もある!
数年前より、飲食店探しに使うツールとして一般消費者が急増している「Google検索」や「Googleマップ」。グルメサイト離れが囁かれている一方で、最も勢いのあるツールと言えます。
このGoogle検索の結果やGoogleマップ上に掲載される店舗情報を管理できるツールがGoogleビジネスプロフィールです。
そもそもGoogleでは、インターネット上の店舗情報を収集して、Googleマップ上に自動生成する仕組みを持っています。これが自身で情報を掲載しなくても、Googleマップ上に表示される理由です。そのためGoogleが誤った情報や古い情報を拾った場合、現状と違う可能性も大いにあります。実際は営業しているのに「ネットで検索したら営業時間外だったから行かなかった」なんてお客様がいても不思議ではありません。特に現在は営業時間を変えざるを得ない期間を経たばかり。一度Googleマップを開き、ご自身のお店が表示されるか、情報が正しいかを確認しておきましょう。
他にはない大きなメリット
放っておくと、集客機会を逃す可能性もあるGoogleビジネスプロフィール。しかし、集客に欠かせないと言われるだけあり、他のサービスにはない大きなメリットも挙げられます。
無料で使える
Googleビジネスプロフィールは集客力が高い上に無料で使えるツール。グルメサイトが掲載料や送客手数料費用がかかることを考えると、コスト負担なく始められるのは大きなメリットです。情報を管理するだけでなく、簡易ホームページの作成、口コミの管理、アクセスデータ分析などの機能も充実しています。
インバウンド集客にも効果
Googleは世界中で利用されているため、検索に使う人も多いと思われます。解禁間近の訪日外国人観光客の受入れに向け、大きなメリットと言えます。
持続的な集客効果
基本情報はもちろん、メニューや写真など常に最新の情報を掲載し、またお客様の口コミを集めるなどお店に関する情報が蓄積すれば、お客様が検索した際に表示される順位が上がる可能性が高まります。
これは、Google検索がユーザーに有益と判断する情報を優先して表示する、独自のアルゴリズムが組まれているため。口コミの対応や新メニューの写真を投稿するなど、手間がかかるのは否めませんが、広告費をかけても一時的な露出になってしまうのに対し、持続して一般消費者の目に留める可能性を高めることが出来ます。
誰でも簡単に登録できる
1.Googleアカウントの準備
Googleビジネスプロフィールは、Googleアカウントと紐づけて利用します。Googleアカウントを持っていない場合は、新規アカウントを取得しましょう。もちろん、無料です。
2.情報を登録
Googleアカウントが準備出来たら、Googleビジネスプロフィールにアクセスし、ビジネス名(店名)や店舗の住所、マップ上での位置、電話番号など必要事項を記入。
3.オーナー確認
情報を記入し終わったらオーナー確認です。新規で店舗情報を登録した場合は、そのままオーナー確認へ。Googleマップ上に店舗情報が登録されている場合は「ビジネス オーナーですか？」をクリックしてオーナー確認を始めます。
オーナー確認は、「電話またはテキストメッセージ」「メールアドレス」「録画」「ライブビデオ通話」「ハガキ」から選択できます。オススメは、手間が少ない電話。クリックすると登録した電話番号に着信があるので、応答すると自動音声で確認コードが流れます。この確認コードを入力したら確認完了です。
今からでも遅くはない
いかがでしょうか。基本は画面の指示に従って進めていくだけなので、誰でも簡単に始めることができます。ただし、ここで解説したのはまだ入口。Googleビジネスプロフィールで情報を登録しただけでは集客力が上がるというわけではありません。検索で上位に表示されるためには様々なポイントがあります。逆に言えば、それだけに使いこなせている飲食店が多くないのも事実。
今からでも決して遅くありません。Googleビジネスプロフィールを上手く活用し、集客力の高い店への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。