今月のおさかな提案
高級食材のひとつ「ハマグリ」は、お吸い物や酒蒸しなどの調理方法で楽しむのが一般的ですが、ボイルされた冷凍ハマグリなら長期保存もできて様々な調理に活用できます! 今回はそのボイル済みハマグリで少しジャンルの異なるメニュー【はまぐり油SOBA】をご提案。ハマグリのトッピングはもちろん、油の下味にも使うことで高級感のある油そばに仕上がります。ラーメン業態にはもちろん、居酒屋の〆メニューや、ランチメニューとしても目を引くはず! ぜひ、お試しください!
~材料~
殻付きハマグリ 18個
オリーブオイル 100ml
塩 小さじ2
生中華麺 必要量
■タレ(1杯分あたり)
醤油 小さじ3
オイスターソース 大さじ1
砂糖 小さじ1
すりおろしニンニク 小さじ1/2
酢 大さじ1/2
ハマグリオリーブオイル 大さじ2 ※行程で完成します
はまぐり油SOBA レシピ
①蓋つきの鍋に、凍ったまま殻付きハマグリ(凍った汁ごと)、オリーブオイル、塩を入れて、蓋をします。
②弱火にかけ、10分ほど揺すりながら蒸し煮して、オイルに出汁の旨みを出します。
③ハマグリ本体とオイルを別々に分けます。
④オイルをザルでこして貝殻の破片を取り除きます。これでハマグリオリーブオイルの完成です。
⑤丼にタレの材料を入れ、混合しておきます。
⑥茹でた中華麺をタレの入った丼に入れ、タレとよく絡めます。
⑦加熱済のハマグリと、好みのトッピングをあしらい完成です。
はまぐり油SOBA レシピ動画
レシピ動画をyoutubeにアップしています。是非、動画も参考にしてください。
殻付ハマグリ(M/中国/ボイル冷凍/16-20個)・500g |
今月のおさかな情報
上品な味わいと食感を楽しめる「ヤリイカ」
育つ前の小ヤリイカが獲れる秋に対し、春先は産卵前で卵を持っていることから、ヤリイカは旬が2回あるとされています。刺身は切り方によって食感が変わり、やわらかい身は湯引きにすると甘みが増します。
【オススメ調理】刺身にするのに一番おいしい時期が春。エンペラ・ゲソの部分も刺身で食べる事ができ、特に鮮度のいいものはコリコリとした食感が大変美味。
鮮やか赤い魚体が特徴「ホウボウ」
ホウボウは産卵期前の冬~春先にかけて身に脂が乗り、身がふっくらとして美味しさが増します。味が良く、噛むほどに旨味が増し、ふわっとした弾力があることから、近年価格が上がっている魚のひとつです。
【オススメ調理】白い皮目に血合いの色も鮮やかなため、刺身や寿司に向いています。加熱しても硬くなりにくいことから、天ぷらや蒸し物・煮つけに鍋なども相性が良いです。
青緑色の目が特徴! 「メヒカリ」
底引き網で漁獲される小型の深海魚。漁の最盛期であることに加えて、産卵に向けて栄養を蓄える時期も重なり、今が旬とされています。クセのない淡白な味わいと、脂乗りの良いまったりとした口当たりが良い魚です。
【オススメ調理】定番は唐揚げ・一夜干しなどですが、産地など鮮度の良いものなら、刺身や寿司ネタなどもおすすめです。
コスパに優れた旬の食材「生わかめ」
三陸沿岸で2月頃から収穫時期を迎え、初春~春にかけてのみ生わかめが市場に流通します。食感は塩蔵のものや乾燥のものに比べ、コリコリとした歯ごたえが特徴。豊かな風味は、生わかめでしか味わうことのできないおいしさです。
【オススメ調理】しゃぶしゃぶの他、ボイルしてサラダや和え物など、幅広い用途に使うことができます。