外食業界が抱える問題の1つ、人手不足。せっかく求人広告費を払ってアルバイトの募集をしてもなかなか応募が来ない、なんて話もよく耳にしますよね。
では、いったいバイトを探している人はどのような飲食店だったら働いてみたいと思うのでしょうか。
今回はバイト選びの時に重視するポイントと、今の時代だからこそ有効なSNSによる求人募集のために知っておくべきことをご紹介します。
飲食店のバイトを探すときに重視するポイントとは?
まず、一般的に働きたいと思う飲食店の特徴としては、時給が高いことや、シフトを柔軟に対応してもらえるか、まかないが出るかといったことが挙げられます。その他には、店舗の清潔感や、働く際の服装、自分が好きなお料理や雰囲気であるかということも大事なポイントですよね。
ただ、時給やシフトの柔軟性、まかないの有無については求人広告の募集要項を見れば分かりますが、店舗や従業員の雰囲気、お料理の詳細というのはなかなか求人広告の募集要項だけでは知ることができません。
そこで活用したいのがSNS。
『Instagram』や『TikTok』『X』などのSNSは、飲食店の集客にとって重要なツールとなっていますが、求人募集にも役立つ可能性があるのです。
SNSを活用して集客だけでなく求人募集を
現在は大手チェーン店から個人店まで、多くの飲食店がSNSアカウントを作成し、お店の情報を発信しています。
ここで忘れてはいけないのは、SNSを見ているのはお客様だけではない、という点。求職者の多くもお店のSNSのチェックもしていることが多いのです。
そのため、SNSに力を入れて発信していくことで、集客はもちろん、本当にこのお店で働きたいといった意志のある、質の良い人材を手に入れることができる可能性もあります。
SNS活用のために知っておくべき3つのこと
とはいっても、フォロワーを増やし、多くの人に見てもらえるアカウントにするのはそう簡単なことではありません。
そこで今回はSNSに力を入れるにあたって、まず知っておくべきこと3つ(Instagram編)をご紹介します。
①写真のクオリティが最重要
Instagramは基本的には静止画を投稿するものなので、重要となるのはやはり写真のクオリティ。特に飲食店であれば、どれだけお料理を美味しそうと思わせることができるかが大切ですよね。
そのため、適当に撮影した写真や、画質が粗い写真は美味しそうと思われず、ファンもつきにくいもの。可能な限り、物撮りの際にはおしゃれにコーディネートを施したり、画質の良いカメラで撮影し、色味や明るさなどの補正をしっかり行ったうえで投稿するようにしましょう。
一点注意したいのは、写真に従業員やお客様の顔などの個人情報が映り込む場合は適切な許可を取るか、個人が特定できないよう加工を施す配慮も必要です。
②ストーリーズをうまく活用して店舗の雰囲気を伝えよう
次に、投稿の統一性も大切です。
例えば、これまでお料理だけだったのに、急にスタッフの写真が投稿されるといったようなことがあると、投稿の統一性が崩れ、アカウントの質も下がってしまいます。そこで、店舗の雰囲気やスタッフの雰囲気を伝えたいときには、ストーリーズの機能を活用しましょう。
ストーリーズは動画でも投稿することができ、24時間で消えるものなので、投稿の統一性を崩すことなくお店の内側の部分を発信することができます。
③期間を空けずにこまめに投稿
最初のうちは特に、こまめに投稿をすることで、多くのユーザーへ見てもらえるチャンスを広げます。
1日1投稿、少なくとも週3日投稿を目指して頑張りましょう。
また、投稿する時間は21時など、もっともInstagramのユーザーがアクティブになる時間に揃えることで、ユーザーの目に留まる確率も上がります。
その他にもハッシュタグを活用する、広告機能を利用するといった、フォロワーを増やす方法はありますが、今回はまずこれから力を入れていくための準備段階として知っておくべきことをご紹介しました。
SNSはとにかく継続することが大切。ぜひ今の時代に合った求人募集方法で質の良い人材を手に入れましょう。