お店の規模が大きくなるにつれて、欠かせないのが「アルバイト」の存在です。
しかし、募集は出しているものの、応募がこなくて悩んでいるという飲食店も多いのではないでしょうか。
その一方で、増加しているのが「スキマバイト」。いわゆるスポットワークです。
今回は、「スキマバイト」のサービスを活用して、長期アルバイトを雇う方法をご紹介します。
そもそもスポットワークとは
スポットワークとは、通常の正規雇用ではなく、一時的な仕事やプロジェクトに従事する労働形態のこと。
現在、働き手と雇用者のマッチングサービスは数多くあります。働き手は、こうしたサービスを利用すれば、好きな時間や場所、業種に応募し働くことができる便利な状況になっています。
一方、飲食店がスポットワーカーを雇用するメリットとしては、必要なときだけ効率的に人材を雇用できるため、長期的にコストを削減することができます。また、スポットワーカーには、経験者が多いので、一から細かく業務の説明をする手間を省くことも可能です。
とは言え、長期で働いてくれる方がお店の勝手を理解してもらえるので、何かと都合がいいですよね。
長期バイトに繋げる方法
マッチングサービスの中でも良く知られている『タイミー』が行った調査(※)によると、『タイミー』を利用してスキマバイトをした人の約7割が長期雇用を希望しているという結果が出ています。また、長期雇用を働き手に打診したことがある事業者の半数以上が長期雇用に成功しているとのこと。
では、長期雇用するにはどのような方法が有効なのでしょう。
単発バイトでお試し雇用、良ければ直接交渉
まずはスキマバイトのサービスを提供しているサイトで、単発のアルバイトを募集します。
募集要項では経験者のみなどに絞ることができるので、経験者を雇えば、細かいことを教える手間を省くことができるのでおすすめです。お試し雇用して手際などを観察し、正規雇用したい場合は、条件などをすり合わせ、直接交渉しましょう。
相手にも気に入ってもらえるコツ
単発アルバイトから長期アルバイトに繋げるには、相手から見たお店の雰囲気や相性が大切です。日頃から、このお店で働きたいと思ってもらえるようなお店づくりを心掛けるようにしましょう。
前述のタイミーの調査では、長期雇用に成功した人の決め手となった要因として「就業先の人の人柄に魅力を感じたから」という理由が1番多いという結果が出ています(※)。長期アルバイトを採用したいと思った際には、しっかりとコミュニケーションを取ることが1番のコツと言えるでしょう。
アルバイトの募集方法には、求人サイトやSNS、スタッフからの紹介など、様々ありますが、もし応募がイマイチ…という場合は、「スキマバイト」のサービスを試してみても良いかもしれません。
(※)出典:タイミー,「タイミー、スキマバイトを通じた長期採用に関する実態調査を実施 ——スキマバイト利用者の7割以上、事業者の9割以上が長期での就業/採用を望む結果に」https://corp.timee.co.jp/news/detail-2320/