いま、飲食店の人手不足を解消する1つのツールとして活躍している「AIロボット」。
料理の調理やサービス提供、店舗の清掃、お会計、予約受付といった、様々なタスクでAIロボットが利用されるようになってきました。
今回は、大きな店舗だけでなく、個人店でも利用しやすいAIロボットやサービスをご紹介します。
調理ロボット/配膳ロボット
飲食店用のAIロボットと聞いて、真っ先に思い浮かべるのは、恐らく「調理ロボット」や「配膳ロボット」ではないでしょうか。
調理ロボットには、食材の下ごしらえから炒め、煮込み、揚げ、攪拌などの自動調理をしてくれるものから、自動温度調整、自動調味料投入、自動清掃・殺菌まで多彩な機能を備えたものがあります。さらに、準備や調理だけでなく、搭載AIによる食材の発注や在庫管理、POSやデリバリーシステムとの連携も可能なものまで。
配膳ロボットは、センサーで空間を認識して自律走行し、お客様から注文いただいた料理やドリンクなどの配膳・下膳の作業を自動で行ってくれるロボットです。大容量のものや小回りが利くもの、AI対応のアナウンスでお客様とのコミュニケーションをとるものなど、様々な製品があります。
個人店でも手が出しやすいAIロボットやサービス
調理ロボットや配膳ロボットは、1台の価格が“超”高価です。リースできる製品もありますが、毎月の固定費が上がってしまうため、なかなか個人店で導入するのは難しいところ。そこで、個人店などでも比較的導入しやすいAIロボットやサービスもご紹介します。
お掃除ロボット「DreameBot L20 Ultra Complete」
Dreame社が提供する、水拭きも可能な全自動ロボット掃除機「DreameBot L20 Ultra Complete」。掃除機機能はもちろん、拭き機能搭載で自動でモップがけにも対応するアイテムです。AIによる画像認識や3Dマッピング機能による優れたナビゲーションシステムが搭載されており、充電ステーションでは自動ゴミ回収、水拭き用の水や洗剤の補給、水拭き後のモップ洗浄や乾燥など、様々なメンテナンスを自動で行ってくれます。
価格は229,800円(税込)と少し高価格ではあるものの、毎日の人件費などを考えると1店舗に1台導入しておくのは良いかもしれませんね。
商品詳細(https://www.cfd.co.jp/biz/product/detail/l20-ultra-complete.html)
予約管理サービス「AIレセプション」
店舗にかかってくる予約電話にAIスタッフ「さゆり」が応対し、聞き取った内容と予約管理システムの空席データをリアルタイムで参照し、予約登録までを自動化で行なう、株式会社エビソルが提供するAI予約管理サービス。当日の空き状況も「さゆり」の対応が可能なので、忙しい営業中でも人手を取られないというのは嬉しいポイント。初期費用は1万円で、1通話ごとに100円利用料がかかるといった仕組みなので比較的個人店でも利用しやすいお値段です。
商品詳細(https://www.ebica.jp/pv-aireception/)
もちろん、ロボットに頼らず人間が対応する方が、お客様とのコミュニケーションをしっかり取れるので良いのは当たり前。ですが、人手不足というどうしようもない状況であれば、ロボットに頼ることを考えても良いのではないでしょうか。
日々技術が進化していく中で、飲食店の手助けをしてくれるロボットは今後も増えていくはずです。
お悩みの内容に応じてロボット活用を検討しても良いかもしれません。