例えばお魚……。どんな味付けや調理にも合わせやすい白身魚もあれば、香りと味の濃さが際立つ個性の強い青魚もあります。
野菜においても、実は同じ!
どんな調理にも合わせやすい穏やかな風味を持つ野菜もあれば、特徴的な個性を持つ野菜もあります。
今回の記事では、個性の強い野菜に注目し、その野菜が持つ、個性的な特徴を活かしたメニューをご提案します。
ツンとした風味を活かす「サラダからし菜」
サラダからし菜は、自然の野菜ではなく、からし菜を食べやすく改良した品種です。シャキシャキとした食感で少し辛みがありますが、味わいにクセがないのが特徴。オイル系のサラダなどに使用するのがおすすめです。
八百屋が教える簡単レシピ! ~サラダからし菜の韓国風サラダ~
①塩、顆粒鶏ガラスープ、ごま油、白いりごまを混ぜておきます。サラダからし菜は大きめにちぎり、海苔もちぎっておきます。
②サラダからし菜を調味料でよく和えます。
③海苔を入れて全体をざっと混ぜるだけで完成。盛りつけて、糸唐辛子をあしらって完成です。
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※商品名は異なりますが、サラダからし菜と同一商品となります。
コクのある濃厚な出汁を活かす「山伏茸」
山伏茸は、日本では数少ないサンゴハリタケ科のきのこです。一般的なきのこに見られる傘や柄はなく、サンゴのような見た目が特徴。天然品は中国ではフカヒレ等と並んで四大山海珍味として宮廷料理などにも使われるほど風味の良いきのこです。
八百屋が教える簡単レシピ! ~山伏茸のかきたま汁~
①豆腐を食べすく小さなサイコロ状に切り、山伏茸は食べやすい大きさに割いておきます。
②長ネギをせん切りにしておきます。
③水に調味料(顆粒鶏ガラスープ・水・しょうゆ・塩・コショウ)を入れて煮立せ、山伏茸、長ねぎ、豆腐を入れます。
④煮立ったら水溶き片栗粉を入れてとろみをつけ、溶き卵を流し入れ、火を止め、完成です。
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シャキシャキの食感を活かす「はすいも」
はすいもは“りゅうきゅう”とも呼ばれる、高知の伝統野菜。サトイモ科サトイモ属に属する常緑性多年草で、芋茎(ずいき)の一種です。
シャキシャキとした食感が楽しめるのが特徴で、茎の部分のみを食べます。硬い皮を、しっかりむいてから下茹ですれば、煮物や汁物など幅広く使うことができます。
八百屋が教える簡単レシピ! ~はすいも(りゅうきゅう)と厚揚げの煮物~
①はすいもの皮をむき、鍋に入る大きさに切ります。(上だけ包丁で剥き、そのまま下に引っ張るときれいに皮が剥けます)
ボウルにはすいもが浸るくらいの水、酢(分量外:大さじ1)、はすいもを入れて1時間置きアク抜きをし、水気を切ります。
②鍋にたっぷりの湯をわかし、はすいもを入れて2分ゆで、水にさらし、水気を切ります。食べやすい大きさにカットしておきます。
③鍋で煮汁の材料(だし汁・酒・醤油・みりん・砂糖)を沸かし、水気を切った②とサッと熱湯をかけ油抜きしておいた厚揚げを入れて10分ほど煮ます。その後は冷ましておきます。
④提供前に、再度温めてください。
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※商品名は異なりますが、はすいもと同一商品となります。
いかがでしたか? 野菜の特徴を活かすことで、他の野菜を使ったメニューとは一味違う仕上がりになる3品をご紹介しました。同じサラダでも、水菜からサラダからし菜に変えることで「食べたことが無いな」と印象に残るお客様が増えるはず。上手に取り入れることで、他店との差別化を図れます! 期間限定のメニューにしたり、今の時期だけ料理の具材を変更してみたり、様々な演出にご活用ください!