初夏が到来する頃から、野菜売り場で見かけることが多くなる「青梅」と「赤紫蘇」。旬の時期は短いですが、この時期ならではの味! と、購入する人も多いと思います。今回は意外と簡単にお店で作ることができるシロップをご紹介! お店の“自家製”にすることで単価アップ・お客様の興味をひくこともできるはず!
爽やかなおいしさ「青梅」
「青梅」は、まだ熟していない青くて硬い状態の“梅の実”を呼びます。
6月の始めに収穫が始まり、爽やかな酸味のあるみずみずしい味わいが特徴的。毒成分を含んでいるため生では食べることはできません。漬けたり干したりと加工することで、安全に食べることができます。
自家製 青梅シロップ
①保存瓶は熱湯やアルコールで消毒しておきます。
②梅を軽く拭き、ヘタを竹串などで取り除きます。
③竹串で梅に何か所か穴をあけます。
④保存瓶に、青梅⇒氷砂糖⇒青梅⇒氷砂糖 と順に重なるように入れていきます。
⑤毎日3~4回、天地を返してよく混ぜます。
⑥約1週間~2週間で青梅がしわしわになり、氷砂糖がきれいに溶けたらできあがり。
まろやかな味わい「赤紫蘇」
「赤紫蘇」はシソ科シソ属の植物で、さわやかな香りが特徴。旬は初夏で、梅干しを漬ける時期に需要が増えるため、例年6月~7月中旬頃が多く出回ります。
“和製のハーブ”とも呼ばれており、煮だして食材を漬け込むと、鮮やかなピンクの色やまろやかな風味を付けることができます。
自家製 赤紫蘇シロップ
①保存瓶は熱湯やアルコールで消毒しておきます。
②赤紫蘇は葉を摘んでおきます。
③赤紫蘇の葉をボウルに入れ、熱湯に浸し1時間程置きます。
④保存瓶に、③のよく絞った赤紫蘇の汁、穀物酢、氷砂糖を入れます。
⑤毎日3~4回、天地を返してよく混ぜます。
⑥約1週間~2週間で氷砂糖がきれいに溶けたらできあがり。
まとめ
いかがでしたか? “自家製”の味は、お客様にとってとても魅力的な言葉ですよね。市販の梅シロップや紫蘇シロップを “自家製”に変えることで、高い単価で提供することもできます。さらに、“自家製”の味に、ファンになってくれるお客様は増えるはず!
基本の作り方からアレンジを加えて、さらにお店オリジナルのドリンクメニューにするのも良し! 今の季節だからこそ楽しめるシロップを、ぜひお試しください!
※※注意点※※
自家製シロップは正しい手順と衛生的な環境で作らなければ、雑菌やカビが発生してしまう危険性があります。正しい手順で作成し、衛生面に注意を払うようにしましょう。
また、お店で自家製シロップを作ることは、清涼飲料水製造業の営業許可が必要となる可能性があります。事前に最寄りの保健所に相談するようにしましょう。